6時間使うのはどんなシーン?
カーシェアで「6時間」というのは、日常的に最も使われやすい時間帯です。具体的には次のような場面が代表的です。
- 朝出発して昼過ぎに帰る日帰りドライブ
- 家族で大型店舗へ買い出しに行く
- 結婚式や法事などのイベント送迎
- ホームセンターでの大型家具・園芸用品の購入
この時間帯は各社ともに「6時間パック」を用意しており、通常の15分単位料金よりも大幅に安くなる重要なポイントです。
主要5社の6時間パック料金一覧(2026年4月時点・公式情報)
各社公式サイトに掲載されているベーシック/コンパクトクラスの6時間パック料金で比較します。
| 事業者 | 6時間パック | 月会費 |
|---|---|---|
| オリックスカーシェア | 4,190円 | 880円 |
| 三井のカーシェアーズ(旧カレコ) | 4,280円 | 880円 |
| タイムズカー | 4,290円 | 880円 |
| カリテコ(デラ乗りプラン) | 4,290円 | 1,045円 |
| トヨタシェア | 5,610円 | 無料 |
意外にも、6時間パックの単独料金で最も安いのはオリックスカーシェア(4,190円)です。三井のカーシェアーズ(4,280円)、タイムズカー・カリテコ(4,290円)と続き、上位4社の差はわずか100円程度に収まっています。一方、トヨタシェアは5,610円と頭一つ抜けた価格設定ですが、月会費が0円のため、月1回程度しか使わない人には向いています。
※車両クラスによって料金は異なります。本記事はベーシック/コンパクトクラスを基準にしています。距離料金は別途加算されます(次のセクション参照)。最新料金は各社公式サイトでご確認ください。なお「カレコ」は2024年2月20日に「三井のカーシェアーズ」へ統合されたサービスで、中部地方を中心に展開する「カリテコ」とは別事業者です。
距離料金のルールは事業者ごとに大きく違う
パック料金が同程度でも、走行距離によって最終的な合計額は大きく変わります。各社の距離料金ルールは次の通りです(公式情報・2026年4月時点)。
タイムズカー:20kmまで無料、超えた分に20円/km
タイムズカーは利用時間に関係なく、走行20kmまでは距離料金無料、20kmを超えた分に1kmあたり20円がかかります。たとえば走行30kmなら(30 − 20)× 20 = 200円、走行50kmなら(50 − 20)× 20 = 600円が時間料金に上乗せされます。
三井のカーシェアーズ・オリックス:6時間以内なら距離料金は無料
三井のカーシェアーズとオリックスは、6時間以内の予約・利用なら距離料金は0円です。6時間を超えた場合のみ、走行距離に応じた料金が発生します。
- オリックス:20円/km(6時間超で発生)
- 三井のカーシェアーズ:21円/km(6時間超で発生)
カリテコ:6時間以内なら距離料金0円、ただし条件あり
カリテコは「6時間以内の予約 + 6時間以内の実利用」の場合のみ距離料金が0円。9時間パック以上、夜間パック、または6時間超の利用ではすべての走行距離に 18円/km が発生します(公式情報)。
- 6時間パック内の利用:距離料金 0円
- 9時間以上のパック・夜間パック・6時間超利用:18円/km × 走行全距離
トヨタシェア:常に16円/km
トヨタシェアは利用時間に関係なく、走行距離に応じた料金が常に発生します。料金にはガソリン代が含まれているため、燃費の悪い運転でも追加負担がない仕組みです。
- トヨタシェア:16円/km(時間関係なく常に発生・ガソリン代込み)
具体例:6時間で30km走行した場合
「6時間使って30km走った」という典型ケースの合計料金を比較します。
| 事業者 | パック | 距離料金 | 合計 |
|---|---|---|---|
| オリックスカーシェア | 4,190円 | 0円 | 4,190円 |
| 三井のカーシェアーズ | 4,280円 | 0円 | 4,280円 |
| カリテコ | 4,290円 | 0円 | 4,290円 |
| タイムズカー | 4,290円 | 200円 | 4,490円 |
| トヨタシェア | 5,610円 | 480円 | 6,090円 |
距離料金を加算した合計でも、6時間×30km の最安はオリックス(4,190円)です。三井のカーシェアーズ(4,280円)・カリテコ(4,290円)と続き、タイムズは距離料金200円が加算されて4位(4,490円)になります。
夜間にまたがる利用ならタイムズ&カリテコ短時間が安い
「6時間」と一口に言っても、利用が夜間(18:00〜翌9:00)にかかる場合はナイトパック(夜間パック)のほうが安くなります。
- カリテコ 夜間パック①:2,480円(18:00〜24:00/最大6時間)
- タイムズカー:2,640円(18:00〜翌9:00/最大15時間)
- カリテコ 夜間パック②/③:2,920円(深夜〜朝/最大9〜15時間)
- 三井のカーシェアーズ:3,200円(18:00〜翌9:00/最大15時間)
- オリックスカーシェア:3,480円(18:00〜翌9:00、連続3時間以上)
- トヨタシェア:夜間パックなし
夕方〜深夜の短時間利用ならカリテコの夜間パック①(2,480円)が最安。一方で、夜から翌朝まで通しで使うならタイムズの2,640円が圧倒的にお得です。最大15時間使えるので、6時間どころか夜通し使ってもこの料金です。
※ナイトパックには「利用開始・終了の時刻条件」があります。日中をまたぐ利用の場合は別料金になります。タイムズ・オリックスの夜間パック利用時は走行距離に応じた距離料金が別途発生する点にも注意(タイムズは20km免除なし、ナイトパック中は全距離に20円/km)。
結論:用途別の最安まとめ
シーン別のベストな選択肢を整理すると、次のようになります。
- 日中の6時間利用+短〜中距離(〜30km):オリックス(4,190円)が最安
- 夕方〜深夜の短時間(最大6時間):カリテコ夜間パック①(2,480円)が最安
- 夜から翌朝まで(夜通し):タイムズのナイトパック(2,640円)が圧勝
- 月1〜2回しか使わない:月会費0円のトヨタシェアか、dカーシェア経由で各社月会費を回避
- 近所のステーション数を重視:タイムズが圧倒的に多い(全国13,000カ所超)。中部地方在住ならカリテコも有力
料金は事業者ごとの差が小さくなっており、最終的には「自宅・勤務先の近くにどの事業者のステーションがあるか」が選択の決め手になります。本サイトの料金計算ツールでは、5社の料金を一括比較できるので、利用予定の時間と距離を入れてシミュレーションしてみてください。
運営者からのコメント:6時間利用で考えるべきポイント
免許取り立ての運営者「オデカケグルマ」が、6時間という「カーシェアの一番おいしい時間帯」をフル活用するために整理した3つの判断基準です。
日中・短〜中距離なら徒歩圏のステーションを優先
料金差が数百円程度に収まるシナリオでは、自宅や目的地に近いステーションを優先するほうが時短で満足度が高くなります。最安事業者と数百円差なら、ステーション距離も合わせて決めるのが現実的です。
距離が長い日(80km以上)は三井のカーシェアーズが有利
往復80km以上のドライブでは、タイムズの距離料金(80-20)×20=1,200円が積み上がります。6時間以内なら距離料金0円の三井のカーシェアーズなら、その分が丸ごと節約に。長距離なら三井優先で検討する価値があります。
夜間にまたがるならタイムズのナイトパック
夜間時間帯(18:00〜翌9:00)にかかる利用なら、タイムズのナイトパック2,640円が圧倒的に有利。三井(3,200円)やオリックス(3,480円)と比べて数百円〜千円近く安く、最大15時間使える計算になります。