「元が取れる」とはどういうことか
カーシェアの主要事業者では、毎月一定額の月会費(月額基本料金)がかかります。「元が取れる」とは、この月会費以上のメリットがあるか、ということです。
結論から言うと、月会費は利用料金に充当される仕組みになっている事業者が多く、ある程度使う人にとっては実質無料です。
- タイムズカー(個人ベーシック):月会費880円 → 利用料金に全額充当
- オリックスカーシェア(個人A):月会費880円 → 利用料金に全額充当
- 三井のカーシェアーズ(個人B):月会費880円 → 利用料金に全額充当
- カレコ(ベーシックプラン):月会費1,045円 → 利用料金に全額充当
- トヨタシェア/dカーシェア経由:月会費0円
つまり「月に1度でも会費分以上使えば、月会費は実質ゼロ」と考えてOKです。
典型ケース:月3回・1回4時間の利用
では、もう少し具体的に「月3回、それぞれ4時間ずつ使う」というパターンで試算してみましょう。これは週末ドライブ+平日の買い出し1回といった、ごく標準的な使い方です。
各社の通常料金(15分単位)でシミュレーションすると次のようになります(ベーシッククラス・距離は6時間以内なので無料)。
| 事業者 | 4時間×1回 | 月3回合計 | 月会費 | 月額合計 |
|---|---|---|---|---|
| タイムズカー | 3,520円 | 10,560円 | 880円 (充当) |
10,560円 |
| オリックス | 4,640円 | 13,920円 | 880円 (充当) |
13,920円 |
| カレコ | 4,800円 | 14,400円 | 1,045円 (充当) |
14,400円 |
| 三井のカーシェアーズ | 5,040円 | 15,120円 | 880円 (充当) |
15,120円 |
4時間×3回(合計12時間)使うと、月会費(880〜1,045円)は初回利用で簡単に充当されます。つまり、月3回使う人にとって月会費は実質ゼロ円。「元が取れる?」の答えは 明確にYES です。
※4時間の場合、6時間パック(タイムズ4,290円)よりも通常料金(3,520円)のほうが安いため、本表は通常料金で計算しています。当サイトの計算ツールでは自動的に最安料金を選択します。
自家用車を持つのと比べてどれくらい安い?
カーシェアの月額10,560円〜15,120円という金額は、自家用車を所有する場合と比べて圧倒的に安いです。
軽自動車を所有した場合の月額コスト目安(一般的なケース):
- 車両本体(新車150万円を10年で減価償却):約12,500円/月
- 自動車税:約750円/月(年間9,000円)
- 自賠責・任意保険:約4,000円/月
- 車検費用:約3,000円/月(2年で6万円〜)
- 駐車場代:地域差大/都市部だと10,000〜30,000円/月
- ガソリン代・メンテ:約3,000〜5,000円/月
合計すると、月額約3〜6万円の固定費が発生します(駐車場代次第で大きく変動)。
カーシェアなら月3回×4時間でも月10,000〜15,000円。年間にすると 20万円以上の節約 になります。
もっと使う人・もっと使わない人はどうする?
月1〜2回しか使わない人
月会費が無駄になる可能性があります。この場合はdカーシェア経由がおすすめ。NTTドコモのdアカウントがあれば、オリックス・三井・カレコ・トヨタシェアの車を月会費0円で使えます。
ただし、dカーシェア経由は単価が直接契約より高めなので、利用が増えてきたら直接契約に切り替えるのがベターです。
月5回以上、長時間使う人
パック料金が安いタイムズカーが断然有利。さらに、夜間にまたがる利用ならナイトパック2,640円が圧倒的にお得です。
月5回×6時間使う場合のシミュレーション:
- タイムズ6時間パック × 5回 = 21,450円 + 月会費880円(充当)= 21,450円
- これを自家用車に置き換えると軽自動車1台分以下、駐車場代だけでも回収できる金額です。
家族で使う場合
カーシェアは家族会員制度がある事業者もあり、月会費を1本にまとめて家族で使い回すこともできます。詳細は事業者比較ページをご確認ください。
結論:月3回以上使うなら確実に元が取れる
月3回・1回4時間という標準的な使い方で、月会費は初回の利用で全額充当されます。つまり「使えば元は取れる」が答えです。
むしろ重要なのは「自家用車を持つよりも、カーシェアのほうが圧倒的に安い」という点。年間20万円以上の節約は、家計にも環境にもやさしい選択肢です。
- 月3回・4時間の利用 → 月額約10,560円〜(タイムズカー使用時)
- 月会費(880円〜1,045円)は実質無料
- 自家用車所有よりも月2〜5万円安い